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ギリシア哲学への招待状BBS

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残年哲学のbbs死んだ - Higu

2015/12/19 (Sat) 02:37:06

なんで。。。。やがってみつけると。

Re: 残年哲学のbbs死んだ - 愛知

2016/01/05 (Tue) 15:47:13

揺るぎなき標求めて入りしかど迷子となりし哲学の道

ゆるぎなき しるべもとめて いりしかど まいごとなりし てつがくのみち

初めて読みました。 - ユピテル

2013/01/17 (Thu) 17:42:57

はじめまして。

哲学に関する知識がほとんど無いので、前々から一応知っておきたいと思っていました。
プラトンのところを読みました。もっと知りたいと思いました。自身の幸福に役立てたいと思います。
わかりやすいコンテンツを有難うございました。

日本の哲学界全体への懸念 - コーラ=無の場所 URL

2010/05/27 (Thu) 10:06:12

最近、西田幾多郎以来の伝統をもつこの学派の最大のホープにスキャンダルが発覚してしまいましたが、いったいこれから先どうなるのでしょうか?

「絶対無」の思想のゆくえは如何に?


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/7171/1272706867/

京都学派とギリシャ哲学 - 多聞良和

2010/05/27 (Thu) 16:06:09

そういえば、西田哲学におけるもっとも重要な概念である「場所」はギリシャ哲学を媒介にして生まれたんだよね。

「純粋経験の立場は『自覚における直観と反省』に至って、フィヒテの事行の立場を介して絶対意志の立場に進み、更に『働くものから見るものへ』の後半において、ギリシャ哲学を介し、一転して『場所』の考に至った。そこに私は私の考を論理化する端緒を得たと思う。」(西田1936年)

ギリシャ人はすごいな。 - 千の春

2010/04/10 (Sat) 21:57:34

私は大学で生理学や運動生理学を教えています。授業で自分には何か足りないアホではないかと感じながら教えています。最近、自分で前期と後期の講義全部を組み立てられる様になってから特にそう感じます。
書店でアリストテレスの動物部分論・動物運動論・動物進行論を手にして、なんと詳細な記載と、もう一つは、このような文章が紀元前の前々から書かれていた言語の存在に驚きました。アホが初めて手にした哲学書にただただびっくりしました。手始めにニコマコス倫理学という本を買って、今、読んでいます。訳が現代の日本語になっていて読みやすいけれども,内容に戸惑います。いろいろネットで調べていたら,このような架空大学の講義録音があって、とても有り難いです。
 そもそも、自分に倫理観なんてあるのだろうか,自問します。このニコマコス倫理学は、為政者向けに書かれた本なのでしょうか。

Re: ギリシャ人はすごいな。 - 愛知

2010/04/12 (Mon) 12:49:55

アリストテレスの著作は、現在の我々の基準で見ても論文として十分成り立ちます。プラトンは演劇のような対話編で哲学を語りました。詩の形で発表する哲学者もいました。アリストテレス以前にも、このような論文はあったのかもしれませんが、質・量の面で彼に及ぶ者はありません。アリストテレスが『万学の祖』と呼ばれるのは不思議ではないのです。

アリストテレスは、人前で話すのがあまり得意ではなかったようです。そのためリュケイオンなどでの講義用に綿密な草稿を用意しました。それを弟子たちが同じテーマごとにまとめたものが、彼の著作として残っているのです。

したがって、『ニコマコス倫理学』も、特に為政者を対象として書かれたということはありません。もちろん、生徒たちの中には政治家希望の者も多かったとは思いますが、内容をみると、すべての人間を対象にした講義です。

ちなみに、アリストテレスには『政治学』としてまとめられている著作もあります。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121601130/chicktack-22
彼は、「倫理学」や「政治学」を、「自然学」などとは異なり「実践の学問」としてとらえていました。厳密な理論が通用しないところがあり、日々の生活で自然に、または強制的に身に付けていく学問だということです。

蛇足ながら、彼の「倫理学」は、1980年代以降「共同体主義」の人たちによって、再び光が当てられました。

千の春さんには『ニコマコス倫理学』の内容は気に入っていただけないかもしれませんが、アリストテレスの論の進め方や姿勢は、参考になることがあるかも知れません。

Re: ギリシャ人はすごいな。 - 千の春

2010/04/14 (Wed) 10:06:51

愛知さん、ありがとうございます。
ニコマコス倫理学を読みながら、ほかにも動物部分論や動物運動論や動物進行論を読んでいます。一人の人間がこのように、物事を真摯に突き止めて行く姿勢に凡人具足の小生は圧倒されるのみ。ニコマコス倫理学を気に入るか,そうでないか、なんて、、読み終えてから考えてみたいと思います。いつになる事やら。

イデア界について 岩井雄次

2009/05/07 (Thu) 00:00:46

イデア界で検索したら、堂々wikipediaに続いて2番目でした。おめでとうございます。ところでイデア界というのが最近気になるのです。「アートの世界に住む」という言葉が突然、頭に浮かび、それってどういう意味だろうと自分なりに考えたわけです。作り手の社会に入っていくことか?違うだろうと思ったのです。たとえて言えばこういうことです。地方にいるとテレビの世界にあこがれます。画面の向こうには理想の世界があるにちがいないと考えます。でも実際には画面の向こうにはお茶の間とあまりかわらない生活の世界しか存在しません。あこがれていたのは制作の現場ではなく、画面が指し示していた世界だったのです。

愛知さんの説明を読んで、イデア界というより観念の世界は「もの」や「かたち」としての抽象概念の世界であるとともに、イメージ体験としての精神現象の世界でもあると読んでしまったのですが、認識論的すぎますか?イデア界に夢中になって立ち尽くすソクラテスのくだりを読むとき何か身体論のようなものを感じるのです。概念というより体験というような。まとまらない話ですみません。

無題 - アルケーを探すもの

2008/02/26 (Tue) 22:12:27

愛知さん、立て続けに質問ばかりして申し訳ありません。今の時期は何かとお忙しいことと思います。
急ぎませんので気にしないでください。
”物活論”読ませていただきました。
古代人が素朴に直感した宇宙・自然への感覚が物活論なのかもしれません。しかし、私は今、彼らと同じ感覚を持つようになっています。
生命というものを考えて行きますとどうしても唯物論では説明できないことが出てきます。最近よく耳にする「クオリア」という問題もそうです。単純に考えても脳という物質がその内部で感覚するでしょうか。物質が感覚するということになります(あくまで、物質と別の実体である精神とか神とか霊とかを考えない限り)。私はデカルトのように二元論者ではありませんから必然的にわれわれが考えている「物質観」に疑問を持つようになるのです。それこそ「物質観」についてのパラダイム変換が必要なのではないかと最近思っています。愛知さんはどのようにお考えですか。

ごめんなさい - 愛知

2008/03/22 (Sat) 15:59:39

ごめんなさい。
14年半使っていた事務所を引越すことになり、バタバタしています。

どなたか、アルケーを探すものさんに返信してあげてください。

無題 - アルケーを探すもの

2008/02/12 (Tue) 22:55:48

 古代ギリシャ自然哲学は多くの示唆を私に与えてくれます。若いころ仏教を信じたり、マルキシズムに傾倒したり、実存哲学に共感したりしましたが、どれも私の哲学にはなりませんでした。
 そこで私は何とか自分の手でこの世界を理解したいと自分の力の無さを知りながらあえて挑戦をしてきました。
 哲学の専門教育は受けていませんから初歩的な無知は多々あると思いますが、そこのところはいろいろ教えてください。
 本題に入ります。
 古代ギリシャ哲学において物活論はどのような位置にあるのでしょうか。

Re: 無題 - 愛知

2008/02/16 (Sat) 15:17:38

返信遅れて申し訳ありません。
現在取り込み中につき、あと1週間ほどご猶予ください。

よろしければ、どなたかお書き込みください。

物活論 - 愛知

2008/02/25 (Mon) 16:46:05

古代ギリシャ哲学において物活論はどのような位置にあるのか?

この質問に答えるのに、私は適任ではありませんが、とにかく何か書いてみます。

哲学というのは、別々の物、別々の事柄・現象に共通の原理を見つけ出し、できるだけ単純で、できるだけ少ない原理で多くのことを説明してしまおう、という学問です。

タレスは、七賢人の1人に挙げられる、多方面に才能を示した人物です。その中でも、天文に関する研究には力を入れていたようです。日食を予言し、夏至や冬至、春分・秋分についての研究もおこなったようです。

これはできすぎの話なので、疑わしいのですが、タレスが夜空の観察に出かけるため老婆とともに家を出ました。天空にばかり気を取られていたため、溝にはまってしまいました。老婆に助けを求めると、「タレス様、あなたはご自分の足元さえ見えないのに、(あんな遠い)天空のことがお分かりになれると思っていらっしゃるのですか」と言われたそうです。

同じ事件だと思われるのですが、アナクシメネスがピュタゴラスに送った手紙には、「……タレスは高齢でなくなりましたが、幸福な方ではありませんでした。あの方はいつも通り、下女を伴って星の観察をしていらっしゃいました。その観察中に、どこに立っているのかということを忘れて、切り立った崖から足を踏み外して転落されたのです。こうして今、ミレトスの人々は、天空のことを語ってくれる人を失ったのです。……」とあったようです。

どちらも真実と、強引に説明することもできますが、普通に考えると、どちらかが間違いか、またどちらも間違いである可能性が高いと思います。

しかし、いずれにしてもタレスが天文や宇宙について関心を持っていたことは確かで、それを合理的に説明しようとしていたと思われます。

タレスを「最初の哲学者」と呼んだのは、アリストテレスです。この見解は現在も脈々と続いているのです。それ以前には、タレスは単なる技術屋さん・発明家さんだ、と思われていたとバーネットが述べています。
John Burnet“Early Greek Philosophy”Chapter 1: The Milesian School
8. Uncertain Character of the Tradition

どんな物質でも、水からできている。たくさんの別々の物質が、一つの構成要素からできている。これはできるだけ単純な原理で物事を説明しようという哲学の理念に合致します。

こういうわけで、哲学の歴史を書き始めるときは、タレスから始めるのが一般的です。

      ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛

タレスは、「世界は命をもっている」「世界は神々でいっぱいだ」と考えていたことが、複数の証言からわかります。

アリストテレスの証言では、タレスはあらゆる物に魂があるという根拠を次のように挙げているということです。磁石が鉄を動かせるということ。琥珀(こはく)を絹の布でこすると物を近づけるということ(静電気ですね)。

タレスは、神という言葉を使っていますが、ギリシャ神話に出てくるような伝統的な神のことを言っているのではないようです。そこには宗教的な信仰心とは異質の、万物を貫く真理・根源があるようです。


後の哲学者や神学者の中には、タレスの考えを自分たちの考える神と結び付けようとしている場合があるが、タレス自身がどう考えていたかは分かりません。

無題 - アルケーを探すもの

2008/02/08 (Fri) 20:27:15

 読ませていただきました。
聞くほどに多くの質問が湧き上がってきます。
私見のようにヘラクレイトスがその背後に原因者を想定していたとすれば、アナクシマンドロスの哲学との差異はどこにあるのでしょうか。
 また、弟子であるアナクシメネスとはどういう哲学を展開したのでしょうか。ご紹介ください。

Re: 無題 - 愛知

2008/02/11 (Mon) 16:36:02

二者の違いを明らかにして、それぞれの思想・立場を明確にしていくことは有効です。しかしながら、アナクシマンドロスに関しては、他との違いを明らかにする資料自体が少ないのが現状です。

これはアナクシメネスについても同様で、真正断片と呼ばれるものは、以下のものしかありません。いずれも廣川洋一著『ソクラテス以前の哲学者』より引用します。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061593064/chicktack-22


1.(アナクシメネスは、〈希薄なもの〉を次の言葉で表現した)
  弛緩したもの。

2.空気である私たちの魂が、私たちをしっかりと掌握しているのと同じように、気息と空気が宇宙全体(自然万有)を包み囲んでいる。

2a.(太陽は)木の葉のように広がりをもつ)。

3.空気は物体をもたないもの(魂?)に近い。そして、私たちはこのもの(空気)の流出によって生じるにいたるのだから、そのものは無限であって豊かであるはずである。絶対に尽きることはないのだから。

以上です。

ここからアナクシメネスは、次のように考えていることがわかります。

アルケーは空気(アエール)である。
人間の魂も空気である。
空気は無限で尽きることがない。
空気は宇宙全体を司っている。

アナクシマンドロスの言うト・アペイロンは、具体的にはどんなものかわからなかったが、アナクシメネスの言う空気は具体的で、我々人間にも実感として認識しやすいのではないでしょうか。

ここで、アリストテレスの弟子の著作に記されたアナクシメネスについての間接証言を紹介します。

アナクシメネスももまた、アナクシマンドロスと同じように、基体としての原質を一つにして無限なるものと主張する。しかし、アナクシマンドロスのようにそれを無規定なものとはしないで、規定されたものと主張する。すなわち彼はそれを空気だといっている。この空気は、希薄さと濃厚さによってその在り方を異にする。それは、希薄になると火になるが、濃密になると風になり、ついで雲になり、さらに濃密になると水になり、それから地、石となる。その他のものはすべてこれらのものから生じる。(間接証言5)

空気は状態変化によって、気体→液体→固体と変わるといっています。これは、我々の常識とも一致する部分があります。空気があらゆる物質に変われるという考えです。分子が密集すれば固体に、分子が離れて活発に運動しだしたら気体となるのは、我々が中学校の理科で習うことです。

真正断片の2で言っているように、アナクシメネスは、空気をアルケーと考え、これがあらゆる物質を作り出す元になっていると考え、さらに空気が人間の魂のように意思を持っていると考えていたのではないでしょうか。もちろん、人間の行動も、魂すなわち空気が決めています。

空気自身が、密集したり、希薄になったりすることを、自らコントロールして物質の生成・変化・消滅を行っていると考えたのでしょう。


無題 - 住所 神奈川 少年A

2008/02/07 (Thu) 09:59:16

はじめまして。

デモクリトスの原子論ってすごいですよね。

ユダヤ教のラビが言っていました、神は機械的であるそれと同時に今では人間的でもあると、裏を返せば人間は機械的であり、やがて神と人間の区別はなくなったりして、ヒトラーの演説でも同じような事言ってますね。

僕としてはデモクリトスはソクラテス以上に悟っている気がしてなりません。

自分がアリストテレスだったら消し去りたい気持ちわかります。

Re: 無題 - 愛知

2008/02/08 (Fri) 17:04:58

少年A さん、こんにちは。

デモクリトスは、原子論者として名高いのですが、処世術や倫理的なものについて書いた文章が多く残っています。それらを読んでいると、どれも的を射たことが書かれています。

デモクリトスの言葉を、学校で教えるのもいいかも知れませんね。

少年A さんは、そんなに早く悟らないでくださいね。

無題 - アルケーを探すもの

2008/02/06 (Wed) 22:07:36

 ありがとう御座います。大変参考になります。
 つまり、アナクシマンドロスについては万物を生み、そして動かす原理たる「ト・アペイロン」なるものを置き、その背景の上に「ト・アペイロン」から生じた相反する様々な事物の対立・拮抗関係によって世界は成り立つ、と考えたと考えてよいのですか。
 そう考えると、「ト・アペイロン」は運動原理を本来持っていると考えることができますか。
その具体的な運動原理は言及してはいないのですか。
そしてまた、この運動原理を元に世界観などは構築していないのですか。
 
 

Re: 無題 - 愛知

2008/02/08 (Fri) 16:46:36

はい、“アルケーを探すものさん”の解釈でいいと思います。

ただ、具体的な運動原理と世界観については、詳しいことはわかっていません。この掲示板の「アルケーの違いについて」で紹介しましたが、アナクシマンドロスの文章とされるものは、数行しか残っていません。

多分、現存していない彼の著作の中に、運動原理や世界観が記されていたはずです。それを読んだと思われるアリストテレスの証言によると、

彼らは、ト・アペイロンが万物を包括し、万物を舵取る、と考えている。……さらに、それは神的なものであるとも考えている。なぜなら、それは、アナクシマンドロスや自然学者たちの大多数が主張するように、「不死であり不壊」である、というのだから。(12A15)

また、

アナクシメネス、アナクシマンドロス、アナクサゴラス及びアルケオラスは魂の本性を空気的なものと述べている。(12A29)

という記述もあります。

ただし、アナクシマンドロスは、地理や歴史、ギリシャ語アルファベット文字の起源の研究など、多方面にわたった研究をしていて、また植民活動を指導するなどの政治的活動も行っていたようです。そのため、ト・アペイロンが生成や消滅を支配することについてまで、詳しく研究はしていないのではないかとも考えられます。

宇宙生成の原理についての研究は、弟子であったといわれるアナクシメネスに引き継がれて行ったと考えられます。


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